つれづれ

8月9日発売の「石橋をたたいて渡るネット株投資術 -シルバー世代の小遣い稼ぎ」 。著者・三橋規宏さんは環境ジャーナリスト。投資の本を書いたわけは……

2019.7.17

「ネット株投資で小遣い稼ぎして生活を豊かに」との本『石橋をたたいて渡るネット株投資術』を近く出版します。「年金だけでは老後2000万円足りない」報告書が関心を集めている中、著者の三橋規宏さん(千葉商科大名誉教授)にそんなことが可能なのか聞きました。


三橋さんは日本経済や環境問題に関する著書で知られていますが、いわゆるお金儲けの本は初めてですね。どうしてこの本を書いたのですか。

三橋さん バブル崩壊後、実質ゼロ金利が30年近く続いていて100万円を定期で預けても金利は100円玉1個。シルバー世代が生き生きした生活を送るには年金だけでは不十分、といって預貯金を切り崩すのは将来が不安です。同じ世代の一員として、蓄えを活用(投資)して小遣い稼ぎをしてほしいし、それが日本経済の活性化にもつながると思ったからです。


でも株式投資で大損したら、老後の貴重な蓄えがなくなってしまいます。

三橋さん ネット株投資をうまく活用すれば、リスクを避けてほどほどの利益が得られるのです。一攫千金の大儲けは求めません。石橋をたたくように安全に、小さな儲けを積み重ねます。それを可能にしたのは手数料がそれまでの8分の1に下がったネット株投資です。私は6年間の準備期間を経て7年間この投資術を実践し、年平均15.4%の収益を上げました。この本でそのすべてを公開します。


専門用語を勉強したり、パソコンに一日中しがみつかなくてもいいのですか。

三橋さん そんな必要はありません。朝の1時間程度、最低限必要な情報をチェックするだけで十分ですし、そうしたことがボケ防止にもつながります。ほどほどの儲けを活用して友人と会ったり、趣味に生かすなど思い思いの人生を楽しんでください。

石橋をたたいて渡るネット株投資術
―シルバー世代の小遣い稼ぎ―

四六判216ページ、1,460円(税別)
ISBN 978-4-907717-55-1 C0033

三橋規宏さん略歴
1964年、日本経済新聞社入社。ロンドン支局長、日経ビジネス編集長、論説副主幹などを経て、千葉商科大学政策情報学部教授。2010年から名誉教授、専門は日本経済論、環境経済学。
主な著書に「ゼミナール日本経済入門」(編著、日本経済新聞出版社)、「環境が大学を元気にする」(海象社)、「環境経済入門4版」(日経文庫)、「サステナビリティ経営」(講談社)、「環境再生と日本経済」(岩波新書)、「日本経済復活、最後のチャンス」(朝日新書)など多数。

◎News Socra にインタビュー記事が掲載されました。
【編集長インタビュー】「石橋をたたいて渡るネット株投資術」の著者、三橋規宏氏に聞く

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