つれづれ

合鴨農法ってこんなに面白い 全国合鴨フォーラム イン 福岡糸島 

2026.3.5

田んぼに泳ぐ合鴨の姿。田んぼから米と肉を生産する「合鴨水稲同時作」(古野隆雄さん)を営む全国の生産者の集まり「全国合鴨フォーラム」は92年に始まりました。コロナ禍などでの休止6年間を経て、第30回が2026年2月に福岡県・糸島市で開催されました。

 水田で、除草、害虫駆除、施肥、刺激、癒し…… といろいろな働いてくれる合鴨を飼う合鴨農法。1988年から続ける古野隆雄さんのところで合鴨農法でつくる酒米を使った酒は「一鳥万宝(いっちょうばんぽう)」、一石二鳥ならず、鳥から得られるたくさんの効用を表したものだそうです。周囲の大人も子どもも見ていると笑顔になる合鴨が泳ぐこの農法は、2003年、「明日への環境賞(朝日新聞)」を受賞しています。

 6年振りの今回の会では、合鴨農法をやっていることで得られる豊かさの報告が続く一方で、中山間地域の棚田で行う合鴨農法の大変さの報告もありました。

    アメリカからも参加者が

 合鴨農法を推進する萬田正治鹿児島大学名誉教授は、生産者の高齢化はもちろん、この農法は水田から米と肉を生産できる農法なのに合鴨がやってくれる除草や害虫駆除の役割ばかりが広まっていることや、水田の合鴨を守る作業や雛の育雛についての課題が残っていると話されました。

 生産者だけでなく、水田を見る人たちも笑顔にさせる合鴨農法、気になる方はどうぞ応援してください。

ステージにはカラフルな古代米の稲も飾られた