つれづれ
『学校文化の源流を探る』に的確、そして簡潔な感想文をいただきました
2025.2.3
2024年11月の文化の日に発行した『学校文化の源流を探る』(森田正信著、海象社刊)を送った友人から以下の“書評”をいただいた。「その通り!」と思わず膝を打ち、うれしかったので本人の承諾を得て紹介させていただきます。
『学校文化の源流を探る』を読んだ。著者は、文科省の官僚とはいえ、日本中の小中高について、創立経過、学校行事、校風、学風、校歌、校旗、給食、などなど、よくぞここまで調べたものだ、と感心するやら呆れるやらで、面白く読んだ。
この本は、教育行政の現場(各県と各市の教育委員会)の職員(ほぼ全員が現職教員からの異動者)にとって、とても参考になるはずだ。
そして、第5章「令和の時代の学校文化」は、今年60歳となる著者の最大のメッセージ(一番言いたいこと)と言えると思う。
良い書籍に出会えたことに感謝しています。
友人は新潟県にある国立長岡工業高等専門学校(長岡高専)の名誉教授。この簡潔さに、徳川家康の家臣が陣中から妻に送った「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」を連想してしまった。
なお、著者の森田さんにも紹介したところ、「過分の評価をいただき、ありがたく思います。『呆れるやらで』というのも、うれしいコメントです(笑)。最後の章も、いい受け止めをしていただき、実は最も書くのが難しい章でしたので、ホッとしています」と言っていただきました。
『学校文化~』は著者の調査研究と思いが詰まった本です。読んでの感想やご意見をこのホームページの「お問い合わせ」に送っていただけたら参考になります。
◆『学校文化の源流を探る』(ISBN978-4-907717-14-8)は四六判、340ページ。定価1800円(税別)です。
