DE かいぞう 8号   


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この秋、続々と新刊発行! 

一挙に5冊も仲間がふえる

どんな本がでたのか、まずはカバーデザインの揃い踏みといきましょう。
 

1冊1冊についてのくわしい内容は、新刊案内をごらんください。

ここでは、5冊分の各執筆者のみなさんを簡単にご紹介しましよう。

まずは、『なぜボランティアか?』の著者、スーザン・エリスさん。

エナジャイズ社代表。企業、行政、NPOを対象に、2000回にも及ぶボランティアマネジメ
ントのコンサルティング、研修に携わる。欧米、南米、アジア等海外での研修の機会も多く、
多数の著書は、世界中の関係者に愛読されています。

翻訳は、下記のいずれもかつて大阪ボランティア協会で多くの現場経験を積んだ方たちです。

筒井のり子(つつい・のりこ) さん
龍谷大学社会学部助教授。日本ボランティアコーディネーター協会副代表理事 

妻鹿ふみ子(めが・ふみこ) さん
吉備国際大学社会福祉学部福祉ボランティア学科助教授
日本ボランティアコーディネーター協会理事・事務局長 

守本友美(もりもと・ともみ) さん
近畿大学豊岡短期大学幼児教育学科専任講師

(50音順)

さて、お次は『お医者さんが書いた住まいの本』の著者、服部芳樹さんと伊藤英門さん。

服部芳樹さんは、現在岐阜市内で服部耳鼻咽喉科医院を開業している院長さんで、
アレルギーの専門医です。

伊藤英門さんは、 丹下健三・都市建築研究所を経て、やはり岐阜市内でMON建築設計事務所を
開業している建築家。現在、設計のかたわら父親の創業した伊藤建設の代表も兼ねています。

国連大学の

ゼロエミッションフォーラムブックレットシリーズ

がスタート!

環境問題に特化した海象ブックレットがスタートしました。このブックレットの大黒柱となる国連大学

のゼロエミッションフォーラムブックレットについて著者のみなさんを簡単にご紹介します。

『ゼロエミッションのガイドライン』の著者、三橋規宏さんは、元日経新聞で論説副主幹として
環境問題、経済問題などに論陣を張った新聞記者です。現在、千葉商科大学教授、国連大学高等研
究所客員教授として活躍しています。このシリーズの編集人です。

『環境経営の実践マニュアル』の著者、山路敬三さんは、元キヤノンの社長、現在日本テトラパック
の会長です。国連大学ゼロエミッションフォーラムの会長でもあります。他に経団連副会長など。

『資源採掘から環境問題を考える』の著者、谷口正次さんは、現在太平洋セメントの専務取締役、
屋久島電工代表取締役社長。資源開発の技術者経験を生かしてゼロエミッションを推進しています。

ゼロエミッションフォーラムブックレットの発刊主旨は、下記の一文に万事言い尽くされています。

以下全文を掲載します。

[ゼロエミッションフォーラムブックレット]発刊に寄せて

 

 地球の限界に遭遇した人類最初の世代である私たちは、「大量生産、大量消費、大量廃棄」の一方通行型社会から、「適正生産、適正消費、ゼロエミッション」を基調とする資源循環型社会へ一刻も早く舵を切り換える必要があります。地球と折り合いながら、持続可能な社会を築くためにも、これまでの環境負荷の大きい、エネルギー、資源多消費型社会とは決別しなければなりません。

 ゼロエミッションは、人々を廃棄物のない経済社会へ運ぶ船です。

 国連大学の提唱したゼロエミッション構想は、廃棄物を資源として活用する新しい産業構造に支えられた社会を構築しようという提案で、循環型社会を実現させる有力な政策手段です。

 ゼロエミッションの船に乗り、持続可能な新天地へ漕ぎ出すためには、異業種交流、異分野交流、世代間交流を活発化させなければなりません。その中から、様々なアイデアが登場し、ニュービジネスが育ち、人々を元気にしてくれるエネルギーが生まれてきます。

 そのためにも、企業、地域社会、学会、さらにNGO、NPOに代表される市民グループがしっかりと手をつなぎ、ゼロエミッション運動の輪をさらに大きく、強固なものにしていく必要があります。

 国連大学ゼロエミッションフォーラムは、ゼロエミッションにかかわる様々な思想、社会システム、技術、さらに企業のケーススタディなどをできるだけ多くの人々に知ってもらいたいと願っております。そこで、ゼロエミッションや循環型社会に関する様々な課題を平易に解説するブックレットシリーズを発刊することになりました。

 2001年7月

                     国連大学ゼロエミッションフォーラム

 

以上、このシリーズはゼロエミッション以外の方法論も加えた環境問題ブックレットとして、今後も、

続々と刊行される予定です。このシリーズは、2時間もあれば環境の今が平易にわかる、実行と実効の書、

というのが最大の売りです。ご期待ください!


[以上の書籍の求め方]
全国の書店でお求めいただけます。
書店にはまだ小社の名前が十分に浸透していないため、取引がないからお取り寄せできません、といわれることがままあるかもしれません。
そんなときは、小社の電話番号「5977-8690」(高級な名は老朽なし)を思い出して言ってくださればノープロブレムです。
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   [社名の「海象」ってどんな意味?]
海象(かいぞう)はセイウチのこと。知恵の海を象る意味で出版社名とし、ロゴに見返り海象を据えました。ひと・くらし・健康、そしてNPO、異文化紹介と取組みます。既刊に『歩くヒント−江戸東京歴史ウォーク 都心・下町篇』、『みんなのNPO−組織づくり・お金づくり・人づくり』(翻訳)、『国際結婚 イスラームの花嫁』、『アメリカ南西部物語−こころの鼓動が聞こえる場所で』、環境共生住宅の2冊の本『すっぴんの、木の家。』、『進化した、木の家。』(同時発売中)、『エコ・ネットワーキング!』『地球人のまちづくり』があります。


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フォーラム「この指とまれ!」


人と人が立場の違いを認め合い、コミュニケーションを図るために生まれたフォーラム欄「この指とまれ!」。今号は、再版がかかった「エコ・ネットワーキング!」に寄せられた愛読者カードのご紹介と、再版後も、あいかわらず各界から評価の高い「みんなのNPO−−組織づくり・お金づくり・人づくり」の反響などを2、3ご紹介しよう。(6号の「フォーラム」転載)。うれしいことに「みんなのNPO」も再版になった。

「エコ・ネットワーキング」再版出来!

 昨秋、通訳で環境ジャーナリストの枝廣淳子さんが、インターネット上で個人で主宰しているメーリングリスト「enviro-news 」から一部をとって一冊の本にまとめました。この本『エコ・ネットワーキング!』(A5版、256ページ、1500円)は、発売当初から枝廣さんの飾らない人柄とわかりやすい文章で、その人気はうなぎのぼり。そして、このたびついに再版されました。この本を読んだという読者から、編集部には多くの感想が寄せられています。今回はその中から2、3ご紹介させていただきます。また、来春には、『エコ・ネットワーキング!』第2弾の発刊が予定されるほどの売れ行きです。ご期待ください。
 
昨秋、レスター・ブラウンさんの講演後、
参加者と談笑する著者の枝廣淳子さん(左端)。

(「エコ・ネットワーキング!の会」にて)

読者の皆さんからのお便り

「本も著者も元気一杯。楽しく取りかかるにはあまりに深刻な環境問題の現状ですが、だからこその歯切れがよく、おもしろいこのパワーに私も元気をいただきました」(滋賀県・女性)

「むずかしいことはわかりませんが、主婦なりにできることがあるだろうと買い物には袋持参。シャンプーやボディソープは石鹸のものを……と少しずつはじめています。娘が安心して外で遊べるような環境を守っていきたいです。空気が汚れ、水が汚れ、外で遊べなくなる日がきたらとてもコワイ」(茨城県・女性)

「とにかく感動し、刺激を受けました」(愛知県・男性)

「enviro-newsをまとめた本書を興味深く読ませて頂きました。この本の続きはメールでよみたいと思っています」(大阪府・男性)

「枝廣さんには家庭をあずかる主婦向けにぜひ『台所から環境を語る』を著していただきたいです!!  次の世代の子どもたちを育てる母親が一番知っておかなくてはならないと思います」(大阪府・女性)

「求めていた本に出会えた! という嬉しさでいっぱいです。これをスタートに行動に移していきます」

(神奈川県・男性)

「enviro-newsのMLの読者です。読むと著者の才気に刺激を受けることが多いです」(東京都・男性)

他にもたくさんお便りをいただきました。いつもながら、海象社は読者のパワーをいただきながら生き延びて
いるのだと実感しています。この場を借りて、厚く御礼を申し上げます。

なお、LINK NEWS4では、「エコ・ネットワーキング!の読者から」という特集を組んでいます。また『DE
かいぞう7号』では、ワールド・ウォッチ研究所のレスター・ブラウン氏をお招きして開かれた「エコ・ネ
ットワーキング!の会」(昨秋)の模様も報じています。併せてご覧下さい。


普段着の「社会システム」、新しいビジネスのヒントが満載!

「みんなのNPO−−組織づくり・お金づくり・人づくり」

再版出来!

●読者から
「今春、都庁に勤めている友人と会ったとき、彼が「これからはNPOが重要になる」といってました。タイムリーな本だと思います」                                                                      (岐阜県/下平誠一さん)
「たまに訳が頭に入りづらい時があったが、内容としてはスバラシイ!! 読んでてわくわくする」                                                                                      (芦屋市/端 純子さん)
「いたってシスティマティックであり、現場での実績を学問的にまとめられており、かつ実用・応用価値の深い図書である。資料としても今までにない、良いと評価できる」
                                   (埼玉県/中神吉且さん)
「NPOが本当に日本社会に根付くかどうか、われわれ新聞屋の責務かとも思いますが、素材がないのが少し辛いところです。出版も含め、ありとあらゆる機会をとらえたいと思いますので、また援護射撃をお願いします。地方では「でしゃばり」と思われがち。その辺の意識を変えていく人々に期待します」                                               (富山市/大西孝彦)

他にもたくさんの方から、お便りをありがとうございました。

●マスコミから
「日本でも環境問題などでNPO(民間非営利団体)の活躍が期待されているが、本書は米国ワシントンに本社を置くNPO支援専門会社が作成した非営利団体運営のガイドを翻訳した。
 組織の作り方、理事会とスタッフの協力関係づくり、資金集めから、情報技術の使い方まで、半世紀以上にわたって蓄積されたノウハウをマニュアル化している。NPOの本場である米国での制度上の仕組がわかり、日本でのNPOを組織するときのための参考になる」(共同通信)
 
「著者はこの50年余、人材を派遣してNPOの経営を支援してきた米国の営利企業。そのスタッフが長年培ってきたNPOマネジメントのノウハウを、詳しく解説している。
 94年発行の原書に「情報技術」の章を新たに付け加えた英文の邦訳で全13章。組織の計画づくりや資金調達、PRの方法などを、成功、失敗の実例報告を交えて紹介している。NPOを支える各種制度や、営利企業などの存在を含めて、米国のNPOの隆盛ぶりが伝わってくる」(信濃毎日新聞)

「さまざまな分野で活躍する民間非営利団体(NPO)のために、運営を円滑に進める方法を説くガイドブック。米国の現状を踏まえているが、寄付集めやPRの要点などは、大変参考になる。現実的な運営をしなければ、目指す夢は夢のまま、という精神が息づく具体論に説得力がある」(北海道新聞)

「日本でも、そのできの良し悪しは別として「NPO法」の成立によって、NPOがひとつの社会的システムとして認知された。地域に根ざした環境問題を解決したいが、運営に時間とエネルギーを費やされずに、効率よくアクションを組み立てたいと思う小規模な団体は増えていくのではないかと思う。ぜひとも増えていって欲しい。そういった方(団体)に、おススメの本である」(大地)

他にも月刊「地方分権」(ぎょうせい)・月刊「晨」(ぎょうせい)、月刊「教育ジャーナル」(学研)
ほか多数の雑誌・機関紙に紹介されています。関係各位のみなさまご紹介いただきありがとうございました。

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海象社は、創刊0号でも予告したとおり、「書籍企画円卓会議」を設け、常時、あなたの読みたい本、つくりたい本の企画を募集しています。

企画採用分の書籍には企画者としてのあなたのお名前と、海象社より薄謝を進呈いたします。

また、自費出版のご相談にものります。どうぞお気軽にご連絡ください。


社説と称して掲げる私記 6

ばかは死ななきゃ治らない?

                    小日向山人

世の平静を願って命名されたとかいう平成も踏んだり蹴ったりの事件が相次ぐ。今度はテロ戦争に参戦するという。手回しよく矢継早に自衛艦をインド洋に繰り出した。

この不況にずいぶんと気前がいいものである。費用に換算すれば何億、何十億、ひょっとすれば百億の単位で、国家予算が使われるわけだが、費用に換算して考える人は少ない。

憲法の前文における国際社会に名誉を築かんがためのテロ特別法の発動らしい。国際社会に名誉ある地位を得るために、第二次世界大戦後、軍隊を持たない法律を盾に、幾多の緊張下に置かれた国際関係の修羅場を素手で通してきたわが国が、今度は易々と武器を手に国旗をふりかざして再び戦場に赴くというわけだ。

戦火にまみれた20世紀。あらたな気持ちで、21世紀こそは地球上に戦火が絶えてほしいと祈った世界中の多くの人々の願いとは裏腹に、新世紀のとばくちで、無残にもその願いは踏みにじられたわけである。

それにしても憎しみは不毛である。憎しみが高じて戦になって、殺戮のかぎりを尽くしたとしても、何一つ解決しない。憎しみは新たな憎しみを生み、終わりのない戦いが続くだけである。正義の戦争を仕掛けるもの(自らの力を過信して奢り高ぶるもの)は、逆もまた真なりのもう一つの正義の戦争を信ずるものによっていつかは滅ぼされるのが世の常だからである。

人類は、初めて二足歩行をしてからこのかた、少なくとも記録にとどめられた幾多の大量殺戮の歴史からでさえ、人間が人間を殺し合うことの愚劣さを本当になにも学習してこなかったというのだろうか。いつの時代でも人間はただ戦争の技術だけを磨き、平和の技術は理想論として一笑に付してきたとでもいうのだろうか。

だとすれば、地球資源の限界が見えてきた最初の人類である、われわれ現代人にとって、じつに悲しいことだ。人類は愚者の烙印を押されたものとして、このさきも歩まなければならないからだ。有史以来の2001年の孤独などという生易しいものではなく、確実に滅亡の秋がくることを覚悟しなければならないからだ。これこそ人類は、俗にいう「ばかは死ななきゃ治らない」を地でいくことになる。

ならば、今なにをなすべきか。山人、そこではたと手を打って考えた。

地球時代に生きる人類としての道を行かねばならない。

それにはまず人類の破滅を早めるだけで、なにも益しない戦争のような争いごとは、国際社会の糾弾にまかせる。テロを生まない土壌づくりこそへ、なけなしのわが国家予算の戦費と、参戦している全世界の国家予算の戦費を真っ先に投入すべきではないだろうか。国際的にそのシステムづくりに早く着手すべきであるし、それがほんとうの意味の未来への投資というものである。終わりのない戦へ血税をそそぐなど、愚の骨頂である。

いつまでもあると思うな親と金、とはよくいうが、地球市民がそれにならっていうなら、いつまでもあると思うな未来と資源だ。この際、国家の威信などというものは二の次である。なにせ国家の土台となる地球環境が一大事なのだから。子どもたちに未来を残そうと思うなら、ほんとうに資源のむだづかい以外のなにものでもない戦争をしている場合ではないのである。

ありとあらゆる憎悪をむきだしにし、逆上して見境がつかなくなった報復戦争真っ只中の世界を見るにつけ、山人が最後に言っておきたいこと、それは人類生存のための環境が悪化して人類が滅んだとしても、地球そのものは残るだろうということ。地球という惑星にとっては、たかだか自然の一部としての人類の種がこときれるだけで、なんら痛痒を感じないであろう、という冷厳な事実である。

多様な生物種のいくばくかは、こうして今年も地球上から滅び行く……。


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