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待ちに待った海象社版の本が、5月中旬に発売されることになった。
本のタイトルは『歩くヒント』(江戸・東京歴史ウォーク 都心・下町篇)。江戸東京の土地の記憶に魅入られて、史跡を巡り歩いた江戸東京散策倶楽部の面々が足で書き上げたものである。
この本の最大の特徴は、江戸東京のニュースが見えて来る手書きの地図。しかも、スタート地点からゴールまでの主な史跡については、写真付きの解説が過不足なく付いている。これらの史跡が、最寄りの駅はもちろんのこと、主な歴史上の人物名からも検索できる。 さらに、歩くことの楽しさが倍加する情報ページ「足休め」(主な博物館・郷土資料館)、「寄り道」(花木別主な花の名所)、「道草」(都電・はとバス・水上バス・ゆりかもめの小さな旅)、回り道(カレンダー別主な祭りと行事)、「立ち寄り」(主な公園・植物園)としてまとめられている。 また巻末には、江戸東京のニュースが一目でわかる時間軸「土地の記憶年表」と、あの人に会いたい、あそこへ行きたいと思った時に手がかりがつかめる索引「道しるべ」を付した。 本書では、収録した36コースはあくまでも一つのサンプル(歩くヒント)として提示したにすぎない。各々が、自分にふさわしいコースを散策して(ともかく、自分の足で歩いて、それが画廊めぐりや、骨董屋さんめぐりでも何でもいい)、健康に人生を全うしてください、というのが作り手からのメッセージである。
表紙には、松尾芭蕉像が登場しているが、この本に収録されているコース中に間違いなく彼は居る。さて、彼が居るのは、どのコースかな?。
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海象社のNPOシリーズ第一弾はこの本。英語の書名はずばり「The Complete Guide to Nonprofit Management」(Smith,Bucklin & Associates著)。 NPO先進国のアメリカ、その中でも北米ナンバーワンのNPO組織が教えてくれるNPO運営のA to Zがわかる手ほどき書。ところで、あなたはNPOを知ってますか? 21世紀の日本および世界に無くてはならない市民パワーの担い手を。 そして、自己実現をはかるにも、YES、NPO。NPOは、21世紀の合言葉になること請け合いである。 翻訳者は、『人生に必要な荷物 いらない荷物』『ときどき思い出したい大事なこと』(ともにサンマーク出版)『エコ経済革命』(たちばな出版)などの訳書がある枝廣淳子氏(環境文化創造研究所・主席研究員)である。
近刊(9月)、請うご期待!
「活字離れと文化の荒廃・低質化が叫ばれる昨今、『海象』が文字通り人々の「知恵の海」の源として多大の貢献をされんことを期待しています。そういえば、昔、改造社なる大出版社がありましたよね。『かいぞう』は『改造』にもつながります。どうか小さく生んで大きく育てるよう努力してください。そのうち、『DEかいぞう』へも投稿させてもらいます」(福岡県京都郡・中原 保さん)
「おめでとうございます。元気のいいお知らせをありがとうございます。私の方は、この一年、ちょこちょこと伊勢大神楽の社中について回っておりました。一軒一軒、獅子舞いをして門付けして生活しているのです。11月中旬に出版となりますのでお楽しみに。また11月下旬には東京に行きます。丸ポストの件や出版社まわりです。また、ご連絡いたします。お体に気をつけてお互いにいい仕事めざしましょう」 (兵庫県宝塚市・吉野晴朗さん)
「現在、小生が営業の現場にいるから言うのではありませんが、出版には『営業の感覚』が絶対に必要だと思います。貴兄のことですから『編集の理念』と『営業の直感』が相俟ってこそ、商品としての出版物は成立するのだということは百も承知だと思います。中略。「売れてナンボ、売れなきゃゴミ」というぐらいの覚悟はお持ちでしょう。中略。全知全能をふりしぼって暴れ回ってください。括目して期待しています」(岐阜県海津郡・下平誠一さん)
社説と称して掲げる私記
月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。 舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらえて老いをむかふる物は 日々旅にして旅を栖(すみか)とす。
ご存じ松尾芭蕉の『おくのほそ道』の冒頭の一文である。
海象社が、「海象社準備室」として歩み出し、会社の呈をなして数ヵ月なのに、 もう1年位はゆうに過ぎたかのごとくである。
笑っちゃうね、もう。 自らの力を恃み、井の中から大海に一飛びしてみたものの、 案の定、ホゾを噛む思いの連続。 しかしこの蛙(かわず)、ホゾを噛もうとてヘソがない。 そもそも、蛙にヘソなどあるわけがない。 で、それはキッパリあきらめた。
そうだ! おれはカイゾウだ。 エスキモー、イヌイットに神からの授かり物といわれる あのカイゾウなのだった。 おれは、カイゾウになりきるためのレッスンを始めた。 毎日毎日、ひとりぽっちで、 「ジュゲム、ジュゲム、ナンタラ、カンタラ、ポンポコピーノカイゾウ!」 と呪文を何度、繰り返したことか。 そして、現在もまだ繰り返している。
創刊0号の『DEかいぞう』で、 私はなんて大見栄を切ったことか。 なんて頭でっかちだったことか。 最初の1冊目の刊行からして、つまづき、大幅に遅れ、 看板を持たない、素っ裸のカイゾウを しみじみと味わったことはないのに。
おっとっと、また言葉を不用意に使ってしまった。 第一、カイゾウが衣服をまとっているわけがない。 生まれた時から裸、裸一貫で勝負してる。 で、おれは毎日毎日、火の気のない部屋で 洋服をあるだけ着込んで、できるだけ地球上のエネルギー消費量を減らして 裸のカイゾウになりきろうと思ったわけさ。 だから、来る人来る人がみんな外套を着たまま用を足していくのだった。 しかし、今だってその気持ちは何も変わっちゃいない。
笑っちゃうね、もう。 そんなこんなで、なんとか最初の1冊目の刊行が現実のものとなっていった日には、きっと今までに味わったことのない、感動を味わうにちがいない。 「パン屋のような、シュッパン社をやりたい」と りっぱな出版社を経営する友人に、 寝言のようなことを言って笑われてから何年たつだろうか。 それが現実のものとなって、その友人にはイロハのイから 出版の作法を教えてもらい、心から感謝している。
海象社はカイゾウの名に恥じないように、これからも 地球上の凸の山に登るごとく、また凹の太洋に乗り出すごとく、 一歩一歩、また一かき一かき 知恵の海を象るべく進みたいと念じている。 あせらず、あきず、あきらめず。
どうかどうか、今後ともよろしくご指導ご鞭撻ください。
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